お節料理の簡単リメイク 2023

お節料理をはりきって作って、美味しく食べましたが、どうしても残ってしまうものが出てきます。このままだと、冷蔵庫の隅でいつまでも冷えているのでは、と思い、早めにリメイクしておきます。

失敗黒豆がふわふわパンに変身

今年の黒豆は、失敗作。身は割れ、色は落ち、無残な姿になってしまいました。きれい目のものを選りすぐってお重に入れましたが、残りの黒豆はホームベーカリーでパンにしました。

黒豆のパン

*黒豆のパン…強力粉250g・食塩5g・砂糖15g・バター10g・牛乳70㏄・黒豆の煮汁と水合わせて110㏄・煮黒豆60~120g・ドライイースト3g

水分・強力粉・黒豆とドライイースト以外の調味料の順にホームベーカリーのケースに入れて、ドライイーストをセットし、普通の食パンコースでスイッチオン。途中、トッピングを入れる合図があったら黒豆投入。4時間ほどでふわふわのパンが出来上がります♪

レシピは COOKPADの、ようひなママさんの【煮汁もリメイク!黒豆食パン】を参考にさせていただきました。

煮物やいくらでかわいい手まり寿司

煮物、なんやかんやと微妙に残ります。そのままでは手が伸びにくいいくらも乗せて、かわいいてまり寿司にしておけば、小腹がすいた時に重宝します。

煮物などの手まり寿司

煮物で余った人参・椎茸・高野豆腐・たけのこなど、全て細かく刻んで酢飯に混ぜ込み、ちらし寿司にします。サランラップにサラダ用開き海老を見た目がきれいになるように置き、錦玉子の黄身と半分に切った大葉をきれいに見えるように置き、ちらし寿司をのせてラップを巾着絞りのようにキュッと絞めます。

同じように、いくら、錦玉子の白身、大葉、ちらし寿司をのせて手まり寿司にします。

微妙に残ったエビやかまぼこ、大葉なども細かく切って残ったちらし寿司に加え、おにぎりにします。

崩れた栗の甘露煮が、あこがれの栗たっぷり水ようかんに

栗たっぷりの水ようかん、なかなか口にできません。生栗を煮て甘露煮にしたのは良かったのですが、身が割れてぐずぐずに。きれいなものだけお節に入れましたが、そのまま食べるのももったいないような変な気持ちになってしまいました。

栗の甘露煮の水ようかん

そこで、ひらめいたのが水ようかん。今度の子ども食堂で、以前フードバンクでいただいた七越の粒あんで水ようかんを作ることになっています。その試作のためにもらってきていた七越粒あんで、今作ってみよう! パックに入った粒あんは冷凍してあります。これを、福井の水ようかん風にしたいと思っていました。

3時間かけて解凍し、栗甘露煮のシロップを少し混ぜてバーミックスでかくはんすると、何となくこしあん風になりました。水に寒天を入れて混ぜ、沸騰させて2~3分、黒砂糖を少し入れて溶かします。あんこを入れて混ぜたら型に流し込み、栗をたっぷり投入。冬は常温で固まります。

のどごしツルリンとしたおいしい栗水ようかんができました。

出汁を取った後の昆布がカリカリおつまみに

出汁を取った後の昆布、富山ではよく佃煮風に煮て食べますが、今回はオーブンで焼いておつまみにしました。

だし昆布のカリカリ

出汁昆布を取った後の昆布は柔らかくなっているので、水分を拭いてから包丁かキッチンバサミで3㎝角程度に切ります。ごま油と塩を絡めた昆布を鉄板にクッキングペーパーを敷いて並べ、余熱したオーブン200℃で10分焼きます。カリっとしてなければ、さらに5分ほど加熱。私は量が多かったので、結局20分ほどかかりました。出してすぐはカリっと感が少なくても、しばらく置くとカリカリになってきます。

レシピは COOKPADの、satorisuさんの【捨てないで♡だしがら昆布で簡単おつまみ】を参考にさせていただきました。

残り物じゃないけど、取っておいた牛肉で肉吸い

お節の野菜の肉巻きに使った牛肉のこま肉の残りで肉吸いを作りました。こま肉と言っても、御用達のお肉屋さんのこま肉はすごいんです。すき焼きに使っても十分な肉質のものが2000円で500g以上入っていました。肉巻きの内側にこま肉、外側にもも薄切り肉を使ってお得にきれいな肉巻きを作りました。その肉が300g残ったので、今度牛丼にでもしようと冷凍していたものを、急に肉吸いというものを作ってみようと思い立ちました。

牛肉薄切りの肉吸い

残っていたお雑煮の出汁に水とかつおだしを足して600㏄にし、酒大さじ2を入れ沸騰したら、一度茹でて油を落とした牛肉を入れて弱火で10分煮ます。みりん大さじ1・白だし醤油大さじ2で味を整えます。お椀に入れて長ネギの小口切りを散らし、好みで七味唐辛子をふっていただきます。

実は、「肉吸い」って、食べたことも見たこともなかったのです。今度大阪に行く用事があって、どんなグルメを楽しもうと調べていたら、肉吸いというのがあって食べてみたいな、と思っていました。本場のものも食べてきます♪

レシピは COOKPADの、槙かおるさんの【簡単に!大阪名物・おやじの「肉吸い」】を参考にさせていただきました。

お節料理本体は 「2023年 うさぎ年お節料理」に書きました。

今年もおいしいものをたくさん作って、食べたいと思います。ダイエットは一応継続中。