鹿児島旅行2022 ⑩〜温泉と郷土料理とアクティビティ〜 (9日目)奄美大島でカヌーとナイトツアー
2022年8月。9泊10日の予定で夫と娘との3人で、鹿児島・屋久島・奄美大島へ行って来ました。直前までコロナの影響で出発できるか心配でしたが、目一杯楽しんで帰ることができました。
この旅の目的は、屋久島の屋久杉を見ることと奄美大島のきれいな海を見ることです。また、鹿児島の温泉、郷土料理(鹿児島:黒豚 屋久島:飛び魚 奄美大島:鶏飯 他に南国フルーツなど)、普段体験することのできないアクティビティを楽しむことも期待しています。
旅から帰り、思い出を振り返りながらブログを書いています。この旅で一番感じたのは、自然への畏れです。
大自然のただ中にいると、人間は自然の中で生きるのが本当の姿なんだと感じます。屋久島や奄美大島は特別だとしても、山を見る、海を見る、森を見る、川を見る、風を感じる、天候を感じる、土を触る、花を育てる…科学がどれだけ発達しても、自然の無い世界では人間は人間として生きていけないのだと思います。
しっかり朝食とって出発
台風が近づいてくる中、今日はカヌー体験とナイトツアーの二つのアクティビティが控えています。宿の食堂で和食の朝食をいただき、レンタカーで出発です。
初めてのカヌー体験
昨日下見をしておいた「黒潮の森マングローブパーク」へ行き、カヌー体験をしました。受付の建物から5分くらい歩いてカヌー乗り場に着きました。荷物をロッカーに入れて時間まで待っていると、突然の豪雨が!スコールです!ものすごい土砂降り!あと数分着くのが遅れていたら、確実にずぶぬれです。びっくりしましたが、奄美では普通のことだそうで、とりあえずぬれずに済んでホッとしました。雨が上がり、救命胴衣を着てパドルの動かし方を習っていよいよカヌーに乗り込みます。今回は、3人とも一人ずつの乗船です。不安しかない。
20人くらいで順々に出発。私は早めに出発したはずでしたが、いつの間にか最後尾をチンタラ進んでいました。なぜか人のカヌーに接近してしまい、「すみませんすみません」「あ~~~ごめんなさい」という私の声が、離れたところの娘にも聞こえていたらしく…
途中で写真撮影があり、グループごとにインストラクターのお兄さんが写真を撮ってくれました。また、マングローブの森の中を進んで行くので、木の話も聞かせてもらいためになりました。川の様で海水なので、葉っぱを噛むとしょっぱいです。お兄さんが落ちている葉っぱを拾ってくれました。
マングローブというのは木の名前ではなく、湿地帯に育成している樹木の総称で、ここには「メヒルギ」と「オヒルギ」が主に生息しているそうです。小さいカニもたくさん木に登っていました。夢中でパドルを動かしていたので、明日以降腕が上がるかどうか心配です。あと少しで岸に着くという頃、雨が降ってきました。ひどくはならなかったので良かったのですが、パドルを動かすときに自分で自分のカヌー内に水をバチャバチャ入れていたので、結構服は濡れています。汗と水でぐちゃぐちゃです。
念願の鶏飯!
シャワーを浴びて着替えをしたかったので、いったん宿に帰り、身ぎれいにしてからまたまた宿の食堂で昼食をとることにしました。念願の純正「鶏飯」です。
ご飯の上に鶏肉・錦糸卵・椎茸の煮たの・小ネギ・海苔・パパイヤの漬物・紅ショウガ・柚子をのせて
熱々の濃厚な鶏のお出汁をかけて、いただきます!おいしかった~ 幸せだった~ ありがとう、奄美。ありがとう、「芋たこなんきん」。
高知山展望台はまたまた絶景
その後、レンタカーで「高知山展望台」へ。駐車場から展望台へは、2通りの道があり、まずは奥の道から登っていきました。道の入口に、杖に最適な木の棒が立て掛けてあり、「ありがたや」と思い手に取りましたが、そこには『ハブに注意!』の看板が。あ、これは昨日「奄美パーク」で見た、ハブ避けの用心棒だ!その瞬間、緊張が走りました。
原生林のような中を用心棒を杖代わりに進むと、展望台に着きました!「おお~!」っと、自然に歓声が上がります。どの方向を見ても絶景、絶景、また絶景。
富山湾からは島が見えないので、島々が見える風景はワクワクします。ずっと見ていたい。
神秘的なホノホシ海岸
「マネン展望台」「ハートに見える湾」を経て「ホノホシ海岸」へ。少し前にテレビドラマで見ていたので、ここも来てみたかった場所です。
奄美の海岸は砂浜が多いのですが、ここは石が波に転がされて丸くなっていて、白くて丸い石がゴロゴロしていてかわいい♪ 台風が近いせいか波は荒くてそれも風情があって良かったです。また、この石は持ち出すと災いが訪れるという恐ろしい石で、ドラマでもモチーフになっていました。もちろん、持って帰ったりしませんでしたよ。
夕食はスーパーで
スーパーへ夕食を買いに行きました。台風が近づいているため船は欠航が決まっており、即ち生鮮食料品が入らないということ。スーパーの棚からはパンやカップ麺なども少なくなっていました。
アマミノクロウサギに会いにナイトツアーへ
コテージで夕飯を食べてから、最後のアクティビティ 奄美ナイトツアーサービス のナイトツアーのために再び「マングローブパーク」へ。心配していた台風の影響で雨が降ってきましたが、中止の連絡もないので雨具を完備して集合場所へ行きました。プライベートツアーではないのですが、たまたま他の人がいなくてラッキー。
天井が開くジープですが、あいにくの雨で幌は閉めたまま、雨が小降りになるのを待って出発。動植物の知識なく行ってしまったのですが、ガイドさんが「あっ!いたいた!」と車をとめては写真を撮って説明してくれます。
まずいたのは、「かえる界の菜々緒、足が長いアマミハナサキガエル」シュッとしています。
ガイドさんは「こんなにきれいなのがいた!」と興奮気味ですが、私たちはよくわからずぽか~んとしていましたが、確かにきれいな「アマミイシカワガエル」。日本一美しいと言われるかえるです。
今回の旅の目的の一つ「アマミノクロウサギ」を見たいと参加したツアーです。遭遇率100%とのことで、期待していましたら、いました!道路の真ん中に小さなかたまり!動物たちは人間を恐れていません。車を見てすぐに逃げるわけではないので、自然にどいてくれるまで少し待ちます。そういうこともあり、この道は許可された車しか入れません。
かわいい…文句なくかわいい…耳が短くてコロンとしています。世界中で奄美と徳之島にしか住んでいない固有種。もっとも原始的なうさぎ。穴を掘ってその巣の中で子どもを育てます。ハブが入らないように入り口を塞ぐとか。猫も天敵で、奄美では猫を山に捨てるのは厳禁です。このあと、何羽も見ることができました。
森の中から湧いてくる無数のホタル。鳴き声がかわいいコノハズク。2時間で大満足のツアーでした。
コテージに戻り、入浴後就寝。明日、奄美大島から関空まで無事飛行機が飛びますように。
鹿児島旅行2022 ⑪〜温泉と郷土料理とアクティビティ〜 (10日目)奄美大島から大阪へ に続く
*やけうちの宿(2泊:1日目夕食付き、両日朝食付き) 奄美ナイトツアーサービス 「ジープで大自然をリアルジャングルクルーズ!アマミノクロウサギ遭遇率100%」 奄美大島観光協会 のんびり奄美 島キャン宣伝部
「鹿児島旅行2022 ①旅程覚書」 「鹿児島旅行2022 ②富山から鹿児島へ」 「鹿児島旅行2022 ③鹿児島から屋久島へ」 「鹿児島旅行2022 ④屋久島でトレッキング」 「鹿児島旅行2022 ⑤屋久島の海水温泉」 「鹿児島旅行2022 ⑥屋久島から鹿児島へ」 「鹿児島旅行2022 ⑦鹿児島(霧島)観光」 「鹿児島旅行2022 ⑧鹿児島から奄美大島へ」 「鹿児島旅行2022 ⑨奄美大島でダイビング」 「鹿児島旅行2022 ⑩奄美大島でカヌーとナイトツアー」 「鹿児島旅行2022 ⑪奄美大島から大阪へ」 「鹿児島旅行2022 ⑫大阪から富山へ」 鹿児島旅行2022 ⑬~温泉と郷土料理とアクティビティ~宿詳細
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません