鹿児島旅行2022 ④~温泉と郷土料理とアクティビティ~(3日目)屋久島でトレッキング

2022年8月。9泊10日の予定で夫と娘との3人で、鹿児島・屋久島・奄美大島へ行って来ました。直前までコロナの影響で出発できるか心配でしたが、目一杯楽しんで帰ることができました。

この旅の目的は、屋久島の屋久杉を見ることと奄美大島のきれいな海を見ることです。また、鹿児島の温泉、郷土料理(鹿児島:黒豚 屋久島:飛び魚 奄美大島:鶏飯 他に南国フルーツなど)、普段体験することのできないアクティビティを楽しむことも期待しています。旅から帰り、思い出を振り返りながらブログを書いています。この旅で一番感じたのは、自然への畏れです。

やうやう
やうやう

大自然のただ中にいると、人間は自然の中で生きるのが本当の姿なんだと感じます。屋久島や奄美大島は特別だとしても、山を見る、海を見る、森を見る、川を見る、風を感じる、天候を感じる、土を触る、花を育てる…科学がどれだけ発達しても、自然の無い世界では人間は人間として生きていけないのだと思います。

一日の始まりは朝食から

今日はこの旅行のメインイベント、白谷雲水峡トレッキングツアーへ行く日です。民宿屋久島で和食のおいしい朝食をいただき、元気を充電。大好きな明太子が付いていたので、ごはん食べすぎにならないようにするのが難しかったです。でも大丈夫、自重できます!

和食の朝食

いざ、白谷雲水峡へ!

夫と娘はトレッキングシューズを持ってきましたが、私は民宿のものをレンタルします。ここの宿でレンタル業務もしているので楽でした。前日にシューズと杖をお願いしておくと、朝玄関に用意してくれてありました。レインウェアや飲み物、簡易トイレなどを入れたリュックを担ぎ、民宿の前でお迎えを待ちます。

今回はじゃらんで屋久島ガイドクラブの「白谷雲水峡午前半日コース」を選びました。屋久島に行こうと思ったときに、世界遺産屋久島は縄文杉を見に行くものと思っていましたが、調べると「早朝出発結構大変な道を往復10時間のトレッキング」とあり、絶対に無理と思い早々に諦めました。「白谷雲水峡午前半日コース」だと、朝7:45宿にお迎え、12:30終了となっていたので、これなら大丈夫と判断しました。

お兄さんガイドがワゴン車で迎えに来てくれ、それに乗って20分くらいで登山口に到着。トイレをすまし、受付で協力金500円を渡します。この時、渡されるチケットに「ヤクスギランド」の割引券が一緒についてきますので、注意です。私は気付かずに翌日ビックリしました。

天気は晴れ過ぎず雨も降らず、良い感じです。長袖長ズボン着用とガイドなどには書いてありますが、8月の終わりはまだ気温が高く、ガイドさんがしきりに「暑くないですか、半そでで大丈夫ですよ」と声をかけてくれ、上着を脱いで進みます。マスクも外していいとのことなので、(ガイドさんはマスク着用)外しました。付けたままだと相当きついと思います。他のお客さんと一緒に回るツアーでしたが、幸い私たちだけでしたので、自分たちのペースで歩けました。

歩いていくのは、階段や遊歩道もありますが、岩の上や狭い道もあります。さほどキツイ道はありません。往復4時間のトレッキングは、心配もありましたが景色がとにかく美しく、ガイドさんの説明も軽快で楽しく進みました。目指すのは「もののけ姫」のモチーフとなったとされる、「苔むす森」。今回のコースはここで折り返しですが、この先もう少しがんばると絶景が臨める「太鼓岩」に着きます。

苔むす森に到着

この森には約600種もの苔が生えているそうです。屋久杉の原生林・自然に湧き出る清水・地面をびっしり覆う苔…何千年前の景色が今もここにある不思議な感覚。音も空気も同じものでしょうか。島だからこそ守られた自然。一時期、屋久杉の伐採が進みましたが、再び植林されて現在の森になりました。

屋久島は年間雨量が日本一で、「ひと月に35日雨が降る」とも言われます。その雨も、スコールのような突然の豪雨で、それは天気予報では「雨」には入らないとか。前日に雨が降ったため、森全体はしっとりとしていましたが、幸いトレッキング中は雨が降らず助かりました。川の中を歩いて渡る部分があるのですが、数日前に大雨が降り、その後川の水かさが増して通行止めになったそうです。

コロナ禍ということで観光客がとても少なく、でもそこそこ人はいました。ツアーにしなくても道に迷うということはなさそうですが、ガイドさんがいろいろ教えてくれたり写真を撮ってくれたりするので、ツアーにしてよかったです。

往復4時間のトレッキングと思っていましたが、景色を見ながら休み休みゆっくり歩くので、実際歩いている時間は3時間くらいでしょうか。帰りは早く、余裕で下りてきました。ガイドさんに宿まで送ってもらい、終了。楽しかった!行ってよかった!

心地よい疲れで昼食&おやつ♪

宿の大浴場は17:00からですがシャワーは24時間いつでも使えるので、帰ってすぐにシャワーで汗を流してからレンタカーで昼食をとりに出かけました。昨日はランチ難民になってしまったので、今日はぜひともおいしいものを食べたいと思います。この辺りは宮之浦港があり、栄えているので飲食店には困りません。

近くにあってお土産物も売っている、屋久島ふるさと市場島の恵み館に行きました。私は黒豚カレーと黒豚しゃぶしゃミニぶサラダ、夫は本日のランチ、娘はお刺身定食を選びました。痛恨のミス!ご飯は減らしてもらったのに、福神漬け抜いてもらうの忘れた!

黒豚カレーと黒豚しゃぶしゃぶ

お土産コーナーでピーナッツ菓子の「とっぴー」と「たんかんジェラート」「塩ジェラート」を買って宿に帰り、おやつに食べつつ身体を休めました。

ジェラート写真撮り忘れ

夕食は屋久島の郷土料理

夕方、大浴場で疲れを癒し、洗濯をし、夕食はまた屋久島の郷土料理をいただきました。昨日とは内容が違うのが嬉しいです。他の人のをちらりと見ると、つけあげではなくトビウオの唐揚げが付いていたので、1日目は唐揚げ、2日目はつけあげのようです。ということは、明日は何かな?楽しみ!ここのお料理は揚げたてが出てくるのでおいしい!嬉しい!この日の煮物もおいしかったです。付け合わせに島らっきょうの炒め物が付いていました。私は漬物は食べないので、らっきょうも食べません。でも、しゃきしゃきと(今まであまり体験したことのない食感)しておいしかったです。

トビウオのつけあげ

明日は疲れが残っていなければ、一日観光ができます。どこへ行くか相談しながら、就寝。

「鹿児島旅行2022 ⑤屋久島の海水温泉」 に続きます。

参照:パンフレット「屋久島。神秘の島でしたい63のコト」発行・鹿児島県屋久島町屋久島観光協会  「鹿児島観光サイト かごしまの旅 観光スポット」 

「鹿児島旅行2022 ①旅程覚書」 「鹿児島旅行2022 ②富山から鹿児島へ」 「鹿児島旅行2022 ③鹿児島から屋久島へ」 「鹿児島旅行2022 ④屋久島でトレッキング」 「鹿児島旅行2022 ⑤屋久島の海水温泉」 「鹿児島旅行2022 ⑥屋久島から鹿児島へ」 「鹿児島旅行2022 ⑦鹿児島(霧島)観光」 「鹿児島旅行2022 ⑧鹿児島から奄美大島へ」 「鹿児島旅行2022 ⑨奄美大島でダイビング」 「鹿児島旅行2022 ⑩奄美大島でカヌーとナイトツアー」 「鹿児島旅行2022 ⑪奄美大島から大阪へ」 「鹿児島旅行2022 ⑫大阪から富山へ」  鹿児島旅行2022  ⑬~温泉と郷土料理とアクティビティ~宿詳細