日本浮世絵博物館と松本城に行ってきました♪

極寒の日々が続いて身も心も冷え切っていました。富山ではマイナスの気温になることはあまりないのですが、今年の寒さは記録的なものでまさに「♪毎日吹雪ふぶき氷の世界~」で、なんと、我が家の暖房の要、床暖房が付かなくなり、本当に寒い日々を送っていました。

そんな寒さがようよう和らいだ節分の次の日、以前から娘が行きたがっていた松本にある「日本浮世絵博物館」に行ってきました。松本ICからすぐのところにある、こじんまりした博物館です。

今回は「浮世絵でたどる信州ゆかりの武将と名所」の展示がされていました。一番初めには鈴木春信の「臥龍梅」が飾ってあります。(館内は写真撮影OK)

鈴木春信「臥龍梅」

正直言って、あまり浮世絵は…知りません…わかりません… 「富士山のあれ」「飛脚のあれ」くらいの知識…恥ずかしい。

今回は「浮世絵でたどる信州ゆかりの武将と名所」ということで、武田信玄をはじめ戦国時代の武将を描いたものがたくさんありました。歴史を知っていたら、より楽しめたのですが。

戦国時代には富山はあまり出てきませんが、有名なエピソード倶利伽羅谷の合戦「火牛の計」を描いたものがありました。

歌川国芳「倶利伽羅峠谷の合戦」

小矢部のマスコット「メルギューくん」「メルモモちゃん」ですね。木曽義仲が平家を破った戦法で、牛の角に松明をくくりつけて敵を混乱させたものです。

館内の最後の方は、私でも見たことがある「浮世絵」が並んでいます。

歌川広重「富士三十六景 信濃塩尻峠」

ロビーには、スタンプを4~5回(色別)押していき、葛飾北斎富嶽三十六景「赤富士」などが出来上がるものがあり、楽しんで作りました。浮世絵は版画なので、こういう風に刷っていたのですね。

スタンプで「赤富士」

浮世絵博物館から20分ほど車を走らせると、国宝「松本城」着きます。どちらも長野自動車道松本ICから近いので、行きやすいです。松本城は、近くに行かないと姿を現しません。「本当にこの先にあるのかな?」と少し不安になるほど。で、ど~んと出てきて圧巻。

おお!美しき松本城!

お城の前の駐車場に車をとめ、歩いて場内へ。お堀をぐるっと巡りながらお城へ向かいます。雪はありませんが寒いです。外国のお客さんが半分以上の印象でした。

お城の中から見た景色

城内は、狭くて急な階段を上がっていきます。コロナ対策で、数人ずつ順々に行く感じ。たくさんの資料や武器なども展示され、面白いです。窓?には鉄砲を撃つ穴と弓を打つ穴の二種類があり、戦国の世に思いをはせました。写真の四角い部分は、本丸御殿跡です。とても広い敷地です。

西暦1,500年代に建てられたそうで、700年前の人々もこの景色を見たのかと思うと不思議な気持ちになります。寒い寒いと城内を回りましたが、昔の人は寒くなかったのかな?

楽しい松本観光でした。